【ベンチプレス】リストラップの効果と巻く位置について

ベンチプレスの理論

こんにちはキクティーです!今回は


リストラップの効果や巻く位置


についてお話ししていきます。

本記事の内容

リストラップの基礎知識
リストラップの種類
リストラップの効果
リストラップを巻く位置【手首に巻くな】
ではどこに巻けばよいか?


本記事を書いている僕は、ベンチプレス歴8年で大会も経験。理学療法士として働いており、カラダに関しての専門知識を有しています。


手首に巻くことが定説となっていますが、実は手首に巻かないほうがいい場合もあります。


手首と手の構造から、巻く位置を説明していきますね!

リストラップとは

リストラップは、主にベンチプレスの時に手首を保護する道具です。


手首に巻くことによって、高重量を持った時も手首が守られ挙上が安定します。


実際僕もリストラップを使い始めてから少し重量が伸び、手首の負担も軽減しました。


ベンチプレスを行うときはつけたほうがいいアイテムです。

リストラップの種類

リストラップは様々なメーカーから出品されており、種類も豊富にあります。


ですが、大きく「長さ」と「硬さ」の違いで分けることができます。


長ければ長いほど上級者向きで、短いほど初心者向き。


硬ければ硬いほど上級者向きで、柔らかいほど初心者向きと思ってもらえれば大丈夫です。


長くて硬いほど固定力が強く、高重量に耐えられるから上級者向きなわけですね。


とは言っても種類が豊富なので、どれにしようか迷いますよねぇ(笑)


そんなときは「king 2 ring」というメーカーのリストラップの中から選ぶことがおすすめです。


長さは一律60cmですが、硬さで段階分けされていて初心者のうちは柔らかめのもの、重量が伸びてきたら硬めのものを選択すると良いでしょう。

リストラップの種類
king 2 ring リストラップ手首サポーター 60cm pk360


僕は現在上から二番目に硬い種類で、ブラックのリストラップを使っています。

リストラップの効果

最初に説明したとおり手首を保護し、怪我を防いでくれます。


怪我を防ぐことができるので、結果的に多く頻度を取れるので、重量を伸ばしやすくなります。


さらに、挙上動作が安定するため、鍛えたい筋肉に効かせやすくもなります。


けっこうメリットがあるんですよね!


快適にベンチプレスができるので、初心者であってもつけたほうがいいと思います。

リストラップの巻き方【手首に巻くな】

では、巻き方の話をしていきます。


今まで「リストラップは手首を保護するために使う」といってきましたが、この章では、手首に巻くなと言うお話をしていきます(笑)


矛盾してるようですが、説明していくので聞いていてください。


まず、「手首」はどこなのかハッキリしておきましょう。


手首はこの部分で「手関節」とも呼ばれます。

リストラップの巻き方【手首に巻くな】


この部分にはリストラップを巻かないほうがいいということです。

手首に巻かないほうがいい理由とは?

なぜ巻かないほうがいいのかというと、手の骨の動きを邪魔してしまうからです。


手首を曲げた伸ばしたりする際に、手の付け根の骨は転がるように動きます。

手首に巻かないほうがいい理由とは?


これは自然に起こる現象です。


しかし、リストラップを手首に巻くと、この動きが制限されてしまうのです。

手首に巻かないほうがいい理由とは?


仮につけたまま動かせたとしても、手首の骨が変な位置に動いた状態でバーの重みを支えることになるので、怪我のリスクが上がるでしょう。


これがリストラップを手首に卷かないほうがいい理由です。


例外として、柔らかめのリストラップは手首に巻いても良いです。


柔らかいので手首の動きを大きく制限しないからです。


逆に硬いやつは手首に卷かないほうがいいですね。

ではどこに巻けば良いか?

巻く際は、手首のすぐ下に巻くと良いです。

ではどこに巻けば良いか?


手首のすぐ下に巻くことで、骨の動きを邪魔することがなくなるからです。


でもそれだと手首が守られないのでは?


という疑問が湧くと思います。


たしかに手首自体は守られませんが、多くの場合、手首を痛めてしまう原因はバーを乗せる位置が悪いからなので、乗せる位置さえよければリストラップを巻かなくても怪我はしにくいのです。


参考までに、リストラップ無しで202.5kgを上げた福島勇樹選手の動画を置いときますね(笑)

2017ジャパンクラシック ベンチプレス選手権大会⑤ 83kg級&120kg超級


もちろん巻いたほうがメリットはありますし、僕も巻くことをおすすめしますが、乗せる位置を正すほうが先決です。


使うとしてもメインセットだけで良いでしょう。


なお、バーを乗せる位置やセルフケアの方法は下記の記事にまとめてあります。


バーを乗せる位置を適切にした上で、補助的にリストラップを巻くと良いでしょう。


補助的に巻くだけでも、手首が反り過ぎるのを防いでくれるので効果はあります。


巻く位置は置いといて「巻き方」はこちらの動画を参照してください。

まとめ

リストラップの効果
➔挙上動作を安定させ、怪我を防ぐ

巻く位置
➔手首の少し下関節にかぶらないように


今回伝えたかったことは「リストラップはあくまで補助であり、バーを乗せる位置を見直すほうが大事」ということです。


現在手首が痛い人は、フォームを見直すところから初めて見るといいでしょう!!



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