こんにちはキクティーです!!
今回は
「横隔膜の基礎的な解剖学と機能」
についてお話ししていきます。
横隔膜は結構有名なので、聞いたことある方が大半だと思います。
横隔膜の解剖学と機能を理解しておくと、体の不調をとってあげやすいのでぜひ最後まで聞いていただきたいです。
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横隔膜の基礎知識
まず横隔膜ってどこにあるの??
というところから話そうと思います。
横隔膜は肋骨の内側に存在していて、ドームのような形をしています。
具体的に言うと、胸骨の先にある剣状突起や、第7〜第12肋骨の内側全体にベターッとついている筋肉になります。
また腰椎の前面の方にもくっついていて
右側の足=第3腰椎まで
左側の足=第2腰椎まで
ついています。
ではこいつはどういう働きがあるのかと言うと、結論、、、呼吸に一番関わる筋肉です!!
呼吸は「安静呼吸」と「努力呼吸」があります。
人間は呼吸する時は何も考えずにしていると思うんですけど、この呼吸のことを安静呼吸と呼び、逆に努力的に息を吸ったり吐いたりすることを努力呼吸と言います。
このうち横隔膜は安静呼吸(吸気)に関わっています。
※厳密に言えば努力吸気にも関わってはいますが。
先程話した通り横隔膜はドーム状にくっついていて、息を吸うときにドームの屋根の部分がグーーッと下に下がり、吐くときに上に引き上げられます。
横隔膜が働かないと何が問題なの??
では横隔膜の働きが悪いと何が問題になるのでしょうか??
結論から言うと、横隔膜の働きが悪くなることにより、、、横隔膜以外の筋肉で頑張って呼吸をしようとするのです。
これが非常に問題になります。
例えば頑張って息を吸うとき(努力吸気時)に働くのは
「大胸筋・小胸筋・胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋」
あたりです。
正常な場合は努力吸気で働きますが、横隔膜の機能が低下してると、こいつらが代償的に働くわけです。
んで呼吸って一日中ずっとしてるじゃないですか。
だからこいつらがずーっと頑張って働くことになるんですよ。
その結果筋肉の緊張が上がって、肩こりなどの体に良くない状態になるのです。
だから横隔膜の機能をしっかり獲得してあげるということはめっちゃ大事になります!!
努力呼吸をしている人に対し、横隔膜の機能を活性化させていくようなアプローチをしてあげると、結構体の不調が取れると思います。
じゃあどうやって横隔膜の機能を獲得していけばいいのでしょうか??
横隔膜に対する簡易的アプローチ
評価はいろいろあったりしますが、すごいシンプルに言うと
「アライメントを整えた状態で呼吸をしてあげる」
ことがめちゃめちゃ大事になります。
例えば反り腰になってる人がいたとします。
このアライメントだと下部肋骨が外側に開きやすいんですよ。
すると横隔膜が収縮した時に、前方にばかり広がるんですよね。
通常前後へ均等に広がりますが、でも肋骨が開いると前側ばかりに広がってしまいます。
だから後ろへ広がりづらい、つまり働きが落ちてしまうのです。
そのため、反り腰になってる方はお腹をグーッと引っ込めてアライメントを整えた状態で、ゆっくり深呼吸をしてもらうようにアプローチをすると良いです。
効率的に呼吸運動を行うためのアシスト方法
この時に大事になることが、反り腰の方の場合前側に逃げやすいので、施術者側が後ろ側に手を当ててやることです。
後ろに手を当てて
「ここに息を溜めるようなイメージで深呼吸してください。」
とお伝えしましょう。
それでもわかりにくい場合は
「この手を押し返すような感じで息を溜めてってください。」
これも付け加えて言ってあげてください。
これで後ろ側に圧をかけれるようになりますので、より正常な呼吸を獲得していきやすいです。
まぁアプローチいろいろあるのですが、、、まずは今言ったことだけ頭に入れておいていただきたいです。
ぜひ現場で早速取り入れてください!!
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最後に今回の内容の簡単なまとめに入る、、、
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まとめ
①横隔膜は剣状突起や第7〜第12肋骨の内側全体〜腰椎の前側にも付着しており、右足は第3腰椎まで、左足は第2腰椎まで付着している。
②主に安静呼吸の時に使われるため、横隔膜が機能していないと
「大胸筋・小胸筋・僧帽筋・斜角筋・胸鎖乳突筋」
この辺りの筋肉を代わりに使って呼吸をするようになる。結果、肩こりなどの体の不調が起きやすい。
③横隔膜をしっかり機能させるためには、反り腰などにならず、アライメントを整えた上で深呼吸をしてやることが大事。
簡単ですけど今回言った内容は必ず覚えておいてください!!
それではまた!!
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