こんにちはキクティーです!!今回は
「股関節のつまりを取る王道の2ステップ」
このようなテーマでお話していきます!!
「股関節を曲げていった時に前側でつまる感じがある。。。」
このような訴えをされる方は結構います。
原因は色々あり、以前お話しした多裂筋が硬くなっているということも原因になりますし、その他にもあります。
ですが今回は、つまりを取る王道のつ2ステップを話します。
「大体これで取れるよね〜」
という2ステップです。
ぜひつまり感がある方を診ている人は、試してみてください!!
動画で見たい方はこちらからどうぞ⬇⬇
ステップ1:股関節の後ろ側にある筋肉をストレッチ
股関節の後ろ側には、お尻の大きい大殿筋が表層にあり、中殿筋の後部線維も下にあります。
その大殿筋をパカッと取ってその下には、深層外旋六筋というインナーマッスルがあります。
6つ合わさって深層外旋六筋と呼ぶのですが、その中でも梨状筋という筋肉は股関節の屈曲制限やつまりの原因になります。
股関節の後ろ側の組織が硬くなると、大腿骨頭が前側に偏移しやすいんですよ。
そして前側に偏移した状態で股関節を曲げると、骨頭と臼蓋のところがぶつかりやすくなり、結果つまり感が出るという感じです。
あと梨状筋は股関節を曲げてった時に伸張されやすいと言われているので、シンプルに股関節の屈曲の制限に関わってくるんですよ。
ということでまずは梨状筋をメインとして、深層外旋六筋全体を伸ばしてあげればと思います。
梨状筋のストレッチに関しては、以前記事で説明してますのでそちらを見てください⬇⬇
ステップ2:腸腰筋を活性化させる
腸腰筋は大腰筋・小腰筋・腸骨筋この3つを合わせて腸腰筋と呼びます。
※小腰筋は約6割の人間には存在しないです。
大腰筋は第12胸椎〜第5腰椎の側面〜大腿骨の小転子まで付着しています。
腸骨筋はの腸骨稜の内側〜小転子まで付着しています。
こいつらは股関節を屈曲させる時に働きます。
これは大体みなさんご存知だと思うのですが、深屈曲位でしっかりこいつらが働いていないと、つまりの原因になるんですよ。
筋肉の特性として、ずっと伸ばされた状態にある場合は、短縮した位置での力発揮がだんだん出来なくなってきます。
つまり腸腰筋が常に伸長された状態にある場合、腸腰筋が短くなる深屈曲位での力発揮がしにくくなるのです。
これがつまりを生む原因です。
あと補足として、日本人は骨盤が後傾しやすいと言われてます。
これは諸説あるのですが
「昔の農耕民族であったか影響で骨盤を後傾する姿勢をずっととっており、それが現代になっても変わってない。だから骨盤後傾しやすい。」
このような説があります。
そして後傾していると腸腰筋がなかなか機能しないんですよ。
腸腰筋は骨盤を前傾させる働きもあるので、骨盤後傾しやすい日本人はなかなか腸腰筋が機能しないのです。
また骨盤が後傾していると腸腰筋が伸ばされる位置に動きますので、短縮位での力発揮がなかなかできてこないです。
だからこそ特に腸腰筋の活性化が大事になるのです!!
さらに付け加えると、自分の実体験ですが2年前にベンチプレスの大会へ出場するにあたり、アーチを高く組むためにずっと腸腰筋をストレッチしていました。
その頃は股関節を曲げたときのつまり感がめちゃめちゃあったんですよ。
前ばかり伸ばして、後ろは伸ばさないみたいな生活を送っていたせいだと思います。
やはりバランス良くストレッチすることが大事ですね!!
股関節のつまりを取る腸腰筋の活性化エクササイズ
腸腰筋活性のための秘伝エクササイズを最後のご紹介しておしまいにします!
①体育座りをして膝を90°に曲げる
このときにちょっと足開いておいてください。
②この位置で骨盤を前傾↔後傾を繰り返す
骨盤の前傾(立てる)↔後傾(寝かせる)を繰り返します。
立てた時に2〜3秒止めてあげると、腸腰筋を使っている感覚が得られやすいです。
これをやってあげることで、深屈曲位でかなり腸腰筋が使われますので、是非股関節つまってるよ〜という人には処方してあげてください!!
ということで今回こんな感じで終わります!!
これからも運動指導する人が実践で使えるような解剖学的知識、施術・ストレッチ・エクササイズの方法を中心に解説していきます!
トレーナーとか理学療法士さんはぜひチェックしてください!!
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それではまた次の記事でお会いしましょう!!
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