教科書には載っていない大胸筋の解剖学!!【トレーニング・施術に使えます】

各筋肉の解剖学

こんにちはキクティーです!!


今回は「大胸筋の解剖学」についてお話します。


特にトレーニング指導や施術に生かしていきたい人向けの解剖学です。



なので少しマニアックな部分もお話ししていきますね。


動画で見たい方はこちらからどうぞ⬇⬇

教科書には載っていない大胸筋の解剖学!!【トレーニング・施術に使えます】



大胸筋の基礎知識

まず超基礎的な話をするんですけど、大胸筋は上部・中部・下部に分かれています。

大胸筋の上部:起始:鎖骨の内側半分〜停止:上腕骨大結節稜
大胸筋中部:起始:胸骨の前面〜停止:上腕骨大結節稜
大胸筋下部:起始:腹直筋鞘前葉〜停止:上腕骨大結節稜


起始・停止はこんな感じ。


それぞれの代表的な作用は、全てのパートで肩関節の水平内転+内旋。


加えて上部は肩関節の屈曲、下部は肩関節の内転で働きます。


これらは超基礎で大体知ってると思うので、もう少し深掘りしてお話ししていきます。



どんな内容を話すかと言うと


①肩関節の角度ことでの作用の違い+解剖学的に効率の良い鍛え方
②大胸筋が関わる体の不調について


これらについてです。


最初に言った通り、トレーニング指導とか施術にかなり使えます。


肩関節の角度ごとでの作用の違い+解剖学的に効率の良い鍛え方

まず肩関節の角度ごとの作用の違いです。


大胸筋の上部は肩関節の屈曲0°から上げていくごとに、働きが少しずつ増えていきます。


ですが屈曲70°で働きがピークに達します。


そこから上に挙げていくと今度は三角筋の前部が主に使われていきます。



これは研究でも証明されてるんですけど、応用するならばケーブルクロスオーバーで、屈曲70°ぐらいに止めておいた方が良いと考えられます。


90°までいてしまうと、三角筋の前部に刺激が逃げるはずなので。



続いて大胸筋の下部線維についてですが、下部線維は肩関節が屈曲位にあると、肩関節の伸展筋として働きます。


本来内転・水平内転(と内旋)にしか働かないのですが、(屈曲位だと)伸展にもちょっと働くんですよ。


だから肩関節屈曲位での大胸筋下部の作用は、肩関節の内転・水平内転・伸展です。



これを応用すると、ダンベルプルオーバーで大胸筋の下部は働くと考えられます。


プルオーバーは「大胸筋or広背筋」を狙って鍛えると思うのですが、解剖学的に理にかなっています。



ただ大胸筋の停止部って、実はちょっと捻れてるんですよ。

この捻れというのは、肩関節を屈曲位にしてあげると真っ直ぐになります。


捻れをとった状態で水平内転させてあげることで効率よく鍛えられるので、実はプルオーバーは微妙だったりします。


逆に水平内転の動きで負荷がかかるベンチプレス・ダンベルフライ・ダンベルプレス・ペックフライなどの種目がいいと考えられますね。



まぁ筋線維の走行から考えたら、インクラインのベンチで大胸筋上部を狙ったり、ディップスで下部狙ったりするのは全然いいと思います。


胸全体を狙っていきたいなら、ワイドのベンチなどがいいでしょう。


大胸筋が関わる体の不調

こちらは体の不調を取るために役立つ知識になるので、クライアントさんのコンディショニングに一役買うと思います。


人間の体の筋肉は


「硬くなりやすい筋肉or弱くなりやすい筋肉」


に分けられるのですが、大胸筋は硬くなりやすい筋肉に分類されています。



特に大胸筋の上部は硬くなりやすいです。


日本人は猫背姿勢の方が多く、猫背の人は鎖骨が下がっていて鎖骨の位置と上腕骨大結節稜が近くなり、大胸筋の上部が短縮位になりやすいです。


その状態で胸のトレーニングで行うと、さらに大胸筋が短縮するので、姿勢が悪化するということも考えられます。


その結果、相対的に大胸筋の対にある僧帽筋中部・下部などが弱くなりやすいです。


すると腕を上げる際などに、その筋肉が働かなくなるので、肩のインピンジメントを起こしやすいです。


ということで肩の怪我にも密接に関わってるんですね。泣



あと鎖骨が下がってくることで、腕神経叢を圧迫しやすくなるとも考えられます。


そいつが圧迫されると腕に痺れが出たりすることもあるんです。

この現象を胸郭出口症候群と呼ぶのですが、そういった体の不調を起こすリスクもあります。


なので大胸筋はストレッチをしっかりしたほうが良い筋肉になりますね。



特に猫背のクライアントさんが来た場合、大胸筋が硬くなっていることが考えられますので、しっかりと伸ばすストレッチを多めに取り入れてあげることをおすすめします!!



お知らせ

最後に内容を簡単にまとめる、、、、前に一点だけお知らせです!!


現在


「2ヶ月半で現場で使える専門知識×ビジネス力が身につくトレーナーマガジン」


を配信しています。



けっこう人気で、、、日に日に講読者様が増えています(感謝)!


・現場の指導で不安がある。。。
・これから個人で稼いでいきたい。。。


と思っているトレーナーさんにとっては、非常に有益な内容となっています。


もし気になる方がいれば下記リンクから詳細が見れますので、ぜひチェックしておいてください!!


ということでまとめに移ります。




まとめ

大胸筋は上部・中部・下部の三つのパートに分かれています。


それぞれ微妙に肩関節のポジションごとで作用が変わります。



大胸筋の上部は肩関節屈曲0°から少しずつ上げていくことで活動が増えますが、屈曲70°ぐらいで活動がピークを迎えます。


それ以上挙げていくと三角筋の前部がメインで働くようになっていきます。


そのためケーブルクロスオーバーなどでは、70°ぐらいで止めておいた方が良いと考えられます。



大胸筋の下部は肩関節屈曲位にあると、肩関節を伸展させるように働きます。


だからダンベルプルオーバーなどで鍛えてあげると刺激が入ると考えられます。


しかし大胸筋は停止部が捻れており、肩関節屈曲させることでその捻れが取れるので、その状態で水平内転をさせると効率よく鍛えられると考えられます。


よって大胸筋を鍛える際は、プルオーバーよりベンチプレス・ダンベルプレスなどの方が効率が良いと考えられます。



また大胸筋(特に上部)は硬くなりやすい筋肉に分類されており、上部が硬くなると猫背姿勢になりやすいです。


相対的に背中にある僧帽筋中部・下部が弱くなるので、腕を上げた時に肩関節のインピンジメントなどが起こりやすくなります。


後は鎖骨を下げるため、胸郭出口症候群にもなりやすいです。


ということでしっかりストレッチした方が良い筋肉と言えるでしょう!!!



はいこんな感じです!!また解剖学シリーズは適宜書いていきますね!!


それでは!!

コメント

タイトルとURLをコピーしました