腰痛を予防・改善するためにまず必要な体の知識【はじめの一歩】

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こんにちはキクティーです!今回は



腰痛を根本的に改善するために必要な解剖学的知識



これについてお話ししていきます。



動画で見たい方はこちらからどうぞ⬇⬇

腰痛を予防・改善するためにまず必要な体の知識【はじめの一歩】



ちょっと前に出した腰痛の解剖学的特徴という記事と内容がかぶっている部分もありますが、今回は腰痛に関して根本的に治すために必要な知識をお話ししていきます。


なのでちょっと話の趣旨が変わりますが、得られるものはありますので、運動指導者さんは最後まで見ていただければと思います。



まず最初に話しておきたいのか「腰痛」についてです。



腰痛は「急性腰痛」と「慢性腰痛」に分かれていて、この2つって痛みが出る機序が全然違うんですよ。


だからアプローチする手段も変わってくるのですが、今回は「急性腰痛」にならないために必要な知識を話します。


腰痛(急性)を予防する根本的な考え方


まず急性腰痛になってしまう原因として、腰椎のハイパーモビリティが挙げられます。



ハイパーモビリティーは、日本語訳すると過可動性という意味で、つまり過剰に動き過ぎてしまうということです。


これが主な原因になります。



というのも急性腰痛は、主に組織の損傷が原因で痛みが起こるからです。



組織は色々あって、例えば筋肉・骨・靭帯・腱・関節包など、これらは全部組織ですが、そいつらが傷ついて発痛物質が出て侵害受容器を刺激した結果痛みが出ます。


具体的に言うと腰で言えば、筋筋膜性腰痛は筋肉とか筋膜といった組織が損傷することにより、痛みが出ます。


あとは初期段階のヘルニアとかもそうですね。


椎間板の中にある髄核が飛び出して、それが神経を圧迫して痛みが出る、これも急性痛のメカニズムです。



じゃあなぜ組織損傷が起こってしまうのかというと、最初にも言った通りハイパーモビリティが主な原因です。



例えば筋筋膜性腰痛であれば、物を持ち上げたときなどに腰の筋肉へ過度な負担が加わった結果、損傷が起きるんですよ。


じゃあなんで過度な負荷が加わるかと言うと、シンプルに腰を曲げた状態(屈曲方向へのハイパーモビリティ)で持ち上げるため、負担が増えるんです。



他にも伸展ストレスが反復して加わることにより、椎間関節に圧縮ストレスが加わり、炎症を起こして痛む(椎間関節性腰痛)のも、伸展方向へのハイパーモビリティが原因です。



だからハイパーモビリティを防いでいくことができれば、最初の段階の急性腰痛は高確率で防いでいくことができます。


さらに急性腰痛が治り、そこから再発しないためにも、ハイパーモビリティにならないようにしていくことが大事です。



つまり腰痛改善にも腰痛予防にも、ハイパーモビリティを防ぐことが必要になります。




腰椎のハイパーモビリティを防ぐためには??


そのハイパーモビリティを防ぐにはどうしたらいいのかというと、腰以外の関節をしっかり使えるようにする必要があります。



例えば上にある胸椎とか下にある股関節ですね。


以前の記事でも動画でも言ったのですが、ジョイントーバイージョイントという概念があります。


関節の中には可動性が求められる関節と、安定性が求められる関節に分かれていて、相互に役割を全うすることにより、怪我をしなかったりパフォーマンスを発揮できるようになる。


みたいな概念ですね。



このうち腰は安定性が求められる関節です。



対して胸椎や股関節は可動性が求められる関節です。


なので可動性が必要な関節の動きが悪くなってしまうと、対照的に腰椎が動きすぎてしまう、つまりハイパーモビリティが起こって急性腰痛になりやすいです。



なので急性腰痛を解剖学的に防いでいくのであれば、胸椎とか股関節あたりの可動性を獲得していくことが非常に大事だと言えます。



あとは腰椎自体の安定性も必要になりますね。



例えばをしっかりかけてあげることで、腰椎は安定します。



加えて腰椎周辺のアウターマッスルの働きも抑えることができるので、それによって筋筋膜性腰痛を防いでいくこともできます。


なので腰椎自体の安定性の獲得も大事です。




日常生活の中で腰痛を防ぐためには


日常生活の動作でも腰痛を防ぐためには、全部の関節が複合的に動くことが必要です。



例えば高いところの物を取る時も、まず肩関節の屈曲可動域が必要なので、鎖骨・肩甲骨・胸椎の動きが必要になります。


下肢においても、つま先立ち(足関節底屈)できるような筋力も必要になりますね。



そんな感じで、関節が複合的に動くことにより動作は遂行されますので、運動指導者はしっかり動作を分析して、どこの関節の動きが悪いのかを把握していく必要があります。



悪さをしているのが胸椎なのかもしれないし、股関節になるかもしれない、もしかしたら足関節かもしれないし色々あるわけです。


そこをしっかり評価していくのが、運動指導者としてのスキルになりますので、動作分析の勉強などはしてみるといいと思います!!




あと最初にも言いましたが、腰痛に関してはとにかく原因が複雑なので、解剖学的&科学的に対応する必要があります。


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ではまた次の記事でお会いしましょう!!

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