慢性的な肩痛が起こる原因と改善方法【ガンコな肩の痛みはこうやってアプローチせよ】

各疾患について

こんにちはキクティーです!!今回は



「肩の痛みがずっと続いてしまう原因」



を解説していきます!



動画で見たい方はこちらからどうぞ⬇⬇

慢性的な肩痛が起こる原因と改善方法【ガンコな肩の痛みはこうやってアプローチせよ】


「肩の痛みがずっと続いていて、全然治らないんだよね。。。」



という訴えがある方が、たまにいらっしゃいます。



もちろん肩の痛みが起こる原因は複雑ですが、肩の痛みが慢性化してしまうロジックはある程度決まっています。


これを知っておくことで、ガンコな肩の痛みに対してどうアプローチしていけばいいのかがわかりますので、ぜひ運動指導者さんは最後まで見てください。




慢性的な肩痛が起こる原因は「インピンジメントの負のループ」にはまっているから


結論から先に話すと、肩の痛みが慢性化してしまうのは



「インピンジメントの負のループ」



に陥っているからです。おそらく聞いたことない人が多いと思います。


これを理解するためには、肩峰下インピンジメントに対する理解が必須です。


以前記事にしていますので、詳しい説明に関してはそちらを見てください。


簡単に復習しておくと、肩甲骨の肩峰と上腕骨の上腕骨頭の間の部分が、腕を上げた時とかに衝突すること。



これを肩峰下インピンジメントと言います。


そしてインピンジメントが起こって痛みが実際出たら、それはインピンジメント症候群という疾患名として診断がつけられます。



このインピンジメントって、実は負のループというものが存在します。


まずインピンジメントが起こる原因として、肩関節の周りについている関節包の下側の部分が硬くなることがあげられます。



下側の部分が硬くなると、腕を上げた時に上腕骨頭が上方へ偏移しやすくなります。



上方偏移が起こると、肩峰と上腕骨頭の間が狭くなってしまうため、インピンジメントが起こってしまうわけです。



そしてインピンジメントが起こると、痛みが伴うことがあります。


もちろんインピンジメントが起こって、痛くないという人もいますが、痛みが起こるケースは多いでしょう。



では痛みが起きると今度どうするかというと、腕を上げなくなります。痛いので。



ということは日常的に腕を上げなくなるんですよ。


んで上げなくなるとどうなるかと言うと、下方の関節包がどんどん硬くなってしまうのです。



組織は基本的に環境に適応しますので、ストレッチを日常的にしないと、どんどんどんどん硬くなってしまいす。



よくある例だとギブスで関節を固定した場合、2週間ぐらい経つとその後になかなか伸びなくなります。


僕は以前病院に努めていた頃に、足首や膝の怪我をしたアスリートを担当していましたが、2週〜1ヶ月ぐらい患部を固定する方もいらっしゃいました。



んでいざ時期が経ち、ギブスを取って患部を動かそうとしても、全然動かないんですよ。笑


これは固定していた、つまり動かさないという環境に順応した結果、硬くなってしまったのです(他の要因もありますが)。



これと一緒で肩下方の関節包も、伸ばさないとどんどん硬くなってしまうんですよ。


だから腕を上げたほうがいいわけなんですが、痛みがあると腕を上げなくなるので、下方の関節包はずっと縮こまった状態になってしまします。



縮こまった状態のまま上げようとすると、さらに上方変異しやすくなるので、さらにインピンジメントが起きやすくなるのです。



んでインピンジメントなると痛いから上げなくなる➔上げないから硬くなる➔硬くなるから上がらない、みたいな「負のループ」が起こってしまうんですね〜。


これが肩の痛みが慢性化してしまう原因の1つとなっています。



これ知らない人多いと思うんで、ぜひ脳裏に焼き付けておいて下さい。笑




慢性的な肩痛が起こっている人に対するアプローチ方法


だから慢性肩痛みがある人に対しては



①関節包の伸張性を出すようなストレッチを、痛みのない範囲でおこなっていただく
②肩甲骨の動きを引き出し、インピンジメントが起こらないようにアプローチしていく



この2つが基本アプローチになります。



特に肩甲骨の動きを引き出してあげるのは、どの人に対してもかなり効果が見込めるような方法です。



それによって腕が上がりやすくなったという事例は、僕自身幾度となく経験しているので、肩甲骨の動きを引き出すアプローチはよくやります。


過去に「肩甲骨の動きを引き出す施術方法」について記事を書きましたので、そちらも見てみてください⬇⬇


下方の関節包をストレッチしてあげる方法は有効なのですが、痛みが伴うケースが多いです。



特に高齢者の方は痛みが伴いやすいので、なおさら肩甲骨の動きを引き出すということを、やっていただくと良いかなと思います。


ぜひ慢性的に肩が痛いという方がお客さんでいらっしゃったら、今回の話を頭に入れた上で対応してみてください!!




これからもこんな感じで実践的に使えるような話をしていきます。



知識を得たとしていたも実践で使えなきゃ意味ないので、実践で使える知識をどんどん出していきます。



なのでトレーナーさんをはじめ、現場の指導で結果を出していきたいという想いがある運動指導者さんは、今後もチェックしていただけるといいかと思います!


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それでは、また次の記事でお会いしましょう!!

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