こんにちはキクティーです!!今回は
「効果的にストレッチを行うためのたった一つのポイント」
このようなテーマでお話ししていきます。
ストレッチはお客さんに対して指導していると思います。
・何秒やってください
・何セットやってください
・この部位をやってください
などを指導してると思いますが、今回はストレッチの効果を最大限引き出すために必要なポイントを一つだけお話します。
動画で見たい方はこちらからどうぞ⬇⬇
そもそも筋肉を伸ばすにはどうすればいい?
そもそもストレッチは筋肉を伸ばすために行うじゃないですか?
筋力低下を予防する効果もあるとされているのですが、基本的には筋肉をしっかり伸ばしてあげたいから行うわけです。
じゃあ実際筋肉ってすぐに伸びると思いますか??
実は30秒ぐらい伸ばしただけだと筋線維自体は伸びないです。
でもやった後は可動域広がりますよね。
これは体が痛みに対して慣れるため、可動域が広がるのです。
脳みそがストッパーをかけて、これ以上伸ばさない方がいいですよ〜という指令を、痛みとして表出しているため、痛みを感じるのです。
でも伸ばしてってやると少しずつそのストッパーが外れ、痛みを感じにくくなってきて、可動域が広がるのです。
なので筋線維自体をしっかり伸ばしていくには、数ヶ月継続してストレッチを行う必要があります。
じゃその痛み慣れを効率よく起こすにはどうしたらいいのか??
というところを考えていくと、ストレッチの効率が上がります。
結論:痛気持ちいい強さで伸ばす
結論、痛み慣れを起こすには、痛気持ちぐらいの強さで伸ばしてやることが大事になります。
これでストレッチ効果を高めることができます。
強過ぎても弱過ぎても駄目です。
思いっきりグイーって伸ばしてしまうと、痛みに興奮してグッと力が入ってきてしまうんですよ。
これは専門用語で「防御性収縮」と呼ぶのですが、急激に痛い刺激が入ると筋肉は収縮します。
だから強く伸ばし過ぎるのは良くないです。
逆に弱い力で伸ばしてとしても、痛みを感じないわけなので、痛みに慣れていかないんですよ。
ただ気持ちいいだけになっちゃいます。
だから痛気持ちいいぐらいの強さで伸ばしていただけるといいです。
ただ人それぞれその痛みの感じ方って個体差があるので、難しいところではあるんですよね。
「痛気持ちいい」の度合いすらも個人差があるわけなんで。
一概にこのぐらいの強さがいいというのはなかなか言い難いんですが、一つの目安として痛い気持ちいいぐらいの強さが良いということになります。
防御性収縮に苦労した実体験
少し話は変わるのですが、防御性収縮は関節可動域を広げるにあたって問題になるんですよ。
僕が病院に勤務していた頃に苦労していた出来事で、当時急性期病院という病院に勤務しており、そこには整形外科がありました。
んで膝の手術をする人が結構多くて、特に人工膝関節置換術という手術をされる方が多かったです。
O脚がかなり酷くなると、膝の内側の裂隙という部分がなくなってしまいます。
こうなると機能障害が起こったり痛みが出たりするんですよ。
だからここの骨を人工のもの取り替えて、アラインメント真っ直ぐにしようぜ〜という手術です。
これが人工膝関節置換術なんですけども、この術後の患者さんのリハビリをやっていました。
ですが非常に膝屈曲可動域を獲得するのが難しいんですよ。
というのも手術しているわけなんで、膝がパンパンに腫れてるし、傷口も20cm弱ぐらいのあるわけなんです。
膝を曲げていくとですその傷口が開く方向に力がかかるんですよ。
実際は縫ってあるから開かないんですけど、全然膝屈曲可動域が出てこないんです。
あと患者さんの性格も人それぞれでネガティブで痛みに敏感なタイプの方は、膝屈曲させていくと怖がってしまい全身の緊張が上がって曲げられなかったです。
逆に楽観的な人は結構スーッと曲がったりしますが。笑
痛みが強い分、膝を曲げていくと反射的に伸展
させる方向に動いてしまう人もいます。
これも防御性収縮ですが、セラピスト側としてはなるべくそれが起こらないように、愛護的に関節可動域訓練をやっていきます。
でも防御性収縮すぐ出てしまうと、曲がらない人は曲がらない、、、、という感じで苦労していました。笑
っとまぁどうでもいい話をしたんですが、とにかく痛みが強過ぎず弱過ぎず、ちょうどいいところでストレッチしてあげるように指導してください!!!
ということで今回こんな感じで終わります。
もしもっと現場で使える知識とか考え方知りたいよ〜という方いましたら、下記の
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それではまた!!
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