大腰筋の重要性と歩行時の働き&トレーニング方法を解説!!

運動指導者が知っておくべき知識について

こんにちはキクティーです!今回は



「大腰筋の重要性と歩行時の働きについて」



今回は理学療法士に必要な話になるので、あまり聞き馴染みがないかもしれないですが、めちゃめちゃ大事なので聞いていただければと思います。



動画で見たい方はこちらからどうぞ⬇⬇

大腰筋の重要性と歩行時の働き&トレーニングを解説!!

大腰筋の解剖学と特徴について


大腰筋は「第12胸椎〜第5腰椎の側面〜大腿骨の小転子」まで付着している筋肉になります。



作用は股関節の屈曲&外旋です。


これが一般的だと思うのですが、じゃこの大腰筋ってどんな感じで重要なんですか??


というところを話していきます。



まずよく言われることが、スプリンターの人は大腰筋がめちゃめちゃ発達しているということです。


これは日本の論文でもあったり、あとはジャマイカの選手も大腰筋のトレニングすごい入念にやっていた、みたいなことをどこかで聞いた気がします。


そんな感じで速く走るために大事な筋肉というのは一つあります。



でもこれは走行だけじゃなくて、歩行に関しても重要になってきます。



歩くときは片脚で支持して、股関節を伸展することによって大腰筋が引き延ばされ、その引き延ばされた結果伸長反射が起こり、足がスッと勝手に前に出ます。


このようなメカニズムがあるんですよ。


股関節が中間位〜伸展する時の期間のことを、立脚後期と言うのですが、その時にしっかり股関節を伸展させてあげることが大事になります。



大腰筋が硬いことにより起こる異常歩行


ですが大腰筋が硬い人は大腰筋が伸長せず、代償的に腰椎を伸展させるような動きが出たりします。


すると腰椎伸展ストレスが増えるので、それで腰を痛めることにも繋がります。



加えて高齢者の人にありがちなのは、そもそも立脚後期が出ないという現象が起こりやすいです。


どういうことかと言うと、高齢者の方は骨盤が後傾していて、膝が曲がっており、円背になっている姿勢の人が多いです。


この状態だと股関節が伸展しないで、股関節の屈曲だけで歩くような形になります。

大腰筋の重要性と歩行時の働き&トレーニングを解説!!

※動画の2:03〜 見て下さい



これは大腰筋が硬くなってしまい、股関節の伸展が出ないような人によく見受けられる状態です。


だからしっかりと大腰筋を伸ばすー縮める、という運動を取り入れていくことにより、スムーズに歩行動作を獲得することができます。



というか大腰筋しっかり伸び縮みさせて使えるようにしてあげると、すごい楽に歩けるようになります。


だから歩きがとぼとぼしてる方などに対しては、大腰筋のトレーニングを取り入れていくことをおすすめします。




歩行改善のための大腰筋トレーニング


具体的な運動も説明しますが、ちょっと難易度高いです。笑


なので高齢の方に対しては取り入れずらいですが、少し活動レベル高い方に対しては取り入れてみて下さい。



まず足を前後に開いてもらって骨盤まっすぐにしたまま、片方の足を振り上げます。


これで大腰筋収縮するんで


そっから戻してちょっとしゃがみます。これで大腰筋が伸びるんで


またそこから振り上げる。


この運動をしてあげると、めっちゃ歩き楽になるので、活動レベル高い人に対しては処方してみるといいと思います。



ただトレーナーの方だとあんまり歩行を見ることはないかもしれません。泣


でも絶対人間が行わなきゃいけない動作ですし、そこでエラーが起きているということは、日常生活でずっとエラー動作を続けているということになるんですよ。



だからちょっと歩行分析的なこともできるようになっておくと、けっこう重宝すると思います。


なので機会があったら学んでみてください!



というか僕の記事でも歩行に関してたまに話していこうかなと思うんで、気になる方はチェックしておいてください!!



その他運動指導者さんが知っておくべき知識はこちらにまとめてあるので、ぜひチェックしてください⬇⬇

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それではまた次の記事でお会いしましょう!!

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